去年の収穫祭の後に撒いた麦は、
初夏に刈り頃を迎え。
カッコウが鳴き始めた頃には、大豆を撒いて。
短い夏は 数え切れないほどの
夏野菜の収穫に追われ。
秋野菜の種まきがはじまる頃、
田んぼの水がひいてきて。
赤とんぼが飛び交い黄金色の稲穂が垂れた頃。
ようやく米は収穫時期を迎えました。
米の収穫を終えれば、
冬の支えとなる根菜が採れ始めて。
初霜が降りて 冬将軍が忍び足でやってきて。
大豆は、葉っぱを落としてサヤからすっかり顔を出して。
渋柿が熟して。
剥かれた柿が軒にずらりと干される頃、
ぴたらファームは収穫祭を迎えます。
今年の収穫祭もそれはそれは
美しい人たちと美しい瞬間の集まりでした。
その瞬間たちをnobana worksさゆりちゃんが撮ってくれた
写真と共にご覧くださいませ。
~太陽が昇ると共に、
きらきらと暖をまとった朝靄があがり
お祭りの幕開けをしらせてくる
さ~お祭りが始まるよ~
毎年
特別な才能を持ったお手伝いさんが
必要な時にやってきてくれる
そんな人との繋がりの結晶が
”収穫祭”
こんなとこにも
あんなとこにも
包丁のトントンという音
お湯を沸かす音
土間を履きためる音
トンカントンカン 看板を建てる音
働き者の音たちが幕開けの前のBGM。
それぞれが最高の働き
最高の一日の為に直前まで整えてくれました。
今年はワークショップをたくさん
ちぱさんの手描きマップのおかげで
会場内の全貌がよーくわかります。
<ワークショップ>
焚き火屋・ぐるぐるへび
byたわらゆうこさん
ガスや電気に頼らずに
自分でエネルギーを賄える
ウッドガスストーブを紹介してくれました。
美味しいご飯を炊くためには、真剣そのもの。
素敵な野菜の顔はめパネルの絵も描いてくれた、たわらさん
ありがとうございました。
真鍮のスプーン、バングルをつくろう!
by銀のスプーン工房ほそやさん
和服がバッチリ決まっています。
手で打つ温かみ
自分で丁寧に作ったものを使う
最高の喜びを教えてくれます。
無心に打つ 何かに夢中になる癒しの時間
小枝で作る工作教室
by神守さん
子どもの自由な発想は無限大!
それを 丁寧に優しく引き出してくれる神守さんは
ここいらの子供達の間ではちょっと知れた人気者!
世界でたった1つの僕の私の作品!
ゆび編みワークショップ
by今井勤子さん
カラフルな毛糸がいろいろ、見ているだけでワクワク。
道具はいらない 指さえあればできちゃうよ。
パターンを覚えれば お子さんでもできちゃう!
手作りなものを身につける特別な想いを、いつまでも覚えていますように。
<Relaxation>
青空美容室
by浜口侑香里さん
青空の下 鶏のピヨピヨという鳴き声を聞きながら
庭の草たちに囲まれながら髪を切ってもらう。
身を整える特別なことがより非日常に特別に。
薬草足湯
byぴたらシェアハウスメンバーゆきえさん
毎日私たちを支えてくれる足ですから、
年齢に関係なく!時には、たっぷりと甘やかしてお手入れを!
<FOOD>
Deco Botanical
今年の春、ぴたらの近くにオープンした
アンテーィークとカフェのお店Deco Botanicalさん
素敵なアンティークに囲まれながら、
どこまでも続く緑とそれに溶け込むようなお庭を
眺めつつ食事をすれば どこか異国を旅しているような気分になれるお店。
横手の地元猟友会さんが仕留めてくれた
鹿肉を使ったメキシコ料理”カチャトーラ”
トマトとじっくり煮込んだ鹿肉。
ともさんとさゆりちゃんの合作の看板。
ツノや骸骨もこんなにお洒落に見えるんですね。
きらきら☆テンペ
八ヶ岳界隈でテンペといったら
きらきらテンペさん!
きらっきら~なテンペちゃんとぴたら野菜の夢のコラボ🎶
いつも大豆の発酵食品テンペの奥深さを教えてもらっています。
テンペに対する愛情と熱意はたっちゃんの右に出るものはいませんっ。
ニコニコピザ オルガニコ
年に一度収穫祭の時だけ、
ぴたらの小麦がピザ職人の手によりピザになる。
毎年のことながら、大人気!早々に完売します!
食べれなかった方は自由が丘のお店にGo!
毎年前日遅くまでお仕事して、ほぼ寝ずに収穫祭にきてくれます。
毎年のことながらお疲れ様です~ 来年もよろしくねぇ。
<Sweets>
ホノホノカフェ
by福田ゆきさん
ぴたらのご近所さん
何年か前にぴたらの米粉でシフォンを!
と言ってくれていたことが、今年実現しました!
うちの米粉はどうやら少々水食いで暴れん坊だったようですが。。。
それを立派なシフォンとタルトタタンにしてくれました。
さすがです!
進化しつづけるゆきさんのスィーツの今後がさらに楽しみ。
ゆきさんのシフォンやスコーンは仁田平マルシェでも食べれますよ。
麓ジェラート
ぴたらの近所に麓ジェラートさんがやってきてから、
暑い夏の日の楽しみが増えました。
季節折々のフルーツや野菜のジェラートは何度食べても飽きません。
ぴたらのじゃがいもを使った、特製のじゃがいもジェラートを作ってくれました。
数ある野菜からじゃがいもを選ぶとはおつでございます。
店舗は来春までお休みですが、
冬の間もひまわり市場さんで買えるそうですよ。
<物販>
ほのぼの工房
byちぱさん
ぴたらから歩いて数分の超ご近所さん
よく息子のきよくんとお散歩がてら遊びにきてくれます。
子育ての合間を上手に見つけて
絵を描き、消しゴムハンコも彫り、刺繍も編み物もする
丁寧な暮らしの繰り返しが
その人の感性を磨き
その人の暮らしの豊かさになっていることを
いつも見せてくれる
野菜が主役の収穫祭にしたい!という私のイメージに、
いち早くアイディアを出してくれたのもちぱさんでしたね。
ブックカバーの刺繍には、なんと野菜のお花!
食べるられる部分にだけ、焦点があたりがちな野菜。
あまり知られていない野菜の花たちが
こんなに可愛く縫い止められました。
野菜たち嬉しいだろうなぁ。
<Drink>
タカテン大塚茶園
ぴたら収穫祭皆勤賞!
作り手の性格が製品に出るって ほんとです。
無農薬・無化学肥料できちんと育てたお茶は、
やっぱりきちんとした真面目なお味です。
今年の春は、ぴたらスタッフも茶畑の見学に行きました!
海を望む竹や果樹に囲まれた茶畑はまるで楽園!
水出し紅茶の香りは、今までの紅茶のイメージを覆します。
茶摘み体験などに興味のある方はぜひ!
きいろいくじら
byけんじぃさん
オーガニックで育てられた豆を
フェアトレード価格で手にいれ
薪の火でじっくりと焙煎し
何度も洗って使えるネルドリップを使い
注文ごとに その人の為に淹れる。
コーヒーがこんなにも
有機的に地球にも人にも優しくなれるという
選択肢を教えてくれるコーヒー。
だから待ち時間でさえ。
ワクワク楽しいんだ。
キロン 癒しの自然食
キロンという不思議な響きの名前にも
生きた菌と酵素がはいっているのか?と思うくらいに。
キロンちゃんと出会ってから
キロンという言葉が何度となく記憶の中で生き生きと響く。
野菜を育てる上で土の菌の働きは欠かせない。
菌を無くしては、生命は成り立たない。
一番見えないけど、一番働き者で、
地球上のあらゆるものを浄化してくれている
私たちを生かしてくれている一番小さくて一番偉大な存在。
私は菌が世界を浄化し世界を救うと本気で思っている。
きっとキロンちゃんもそんな人。
キロンちゃんの一番の助っ人 柚琶ちゃんと虹菊ちゃん
収穫祭の盛り上げ役はたくさんの可愛い子供達でしたね。
癒しの子供写真達をどうぞ~
食べる時はいつだって夢中
こんな顔でおねだりされたら ノーとは言えません。
見つける楽しさ 誰かとわける楽しさ もう知ってるんだね。
子供達の元気な笑顔が見たくて
子供達に野菜につながる世界を見せたくて
子供達にいい大人がこんなにもいるんだよって見せたくて
収穫祭をやってたりします。
子供の笑顔で癒されたところで 一休憩。
まだまだ、載せたい写真があります。
part2の記事へとつづきます。
text by 彩華
photo by nobana works