アートのような朝ごはん

3月20日(日)ぴたらファームの朝ごはんの記録。
ゲストの松下さんがつくってくださったフランス料理のような朝食。
ミニトマトの詰め物とエリンギ寿司。
食べるのがもったいなかったです。
食事ひとつでこんなに驚いたり嬉しくなったりできるのは幸せなことですね。

イベント報告「3/19早春のシイタケ菌打ち」

3月19日(土)に、ぴたらファームでは「早春のシイタケ菌打ち」の農イベントを開催しました。

一週間前に起きた地震・津波、そして原子力発電所事故とそれに伴う計画停電等によって、開催するかについても迷いましたが、僕らが行っていく活動が今後進んでいくであろう持続可能な暮らしと直結していくものであること、また、極度に緊張を強いられている状況だからこそ、農作業を行う機会を提供してもいいのではないかといった考えもあり、実施いたしました。

交通事情等の都合で参加をとりやめられる方が相次ぎ、少人数でのイベント実施となりました。


気の弱いロッキー。地震のときには、ぶるぶると震えて腰を抜かしていたそうです。

 
桜畑のビニルハウスも完成。桜が咲いたら花見がしたい。


お昼ご飯です。マーボ豆腐でご飯が進みます。


古民家の新ぴたら亭の前の”梅の木”


まず、電動ドリルで、ほだ木に穴を開けます。
こんなどころでも電力が必要なわけで、予定されていた計画停電が回避されてよかったです。


これはなんでしょう?

「たけのこの里」の新しいバージョン?、クランキーチョコレートのお菓子?

いえいえ、これこそが、シイタケの菌(成形駒)にあたるものです。
白い部分は発砲スチロールでできています。
クランキーチョコレート的なところが菌です。


左側が新ぴたら亭。赤屋根は倉庫。梅と柿の木があります。
4月1日から入居予定です☆


ドリルで開けた穴に、さきほどのクランキーチョコレートみたいな菌を手で挿入します。挿入するのは、小学生でもできるような簡単作業です。
途中から近くに住んでいる地元のおばさんが入ってきて、熟練した腕を披露されました。(そこから、作業スピードが格段にあがりました。)


今回のおやつは白玉団子。新ぴたら亭のお庭のベンチで食べました。


お庭にあるお地蔵様。歴史を感じさせますね。神様に守っていただいている気がします。


仮り伏せした、ほだ木をビニルシートと遮光ネット、新聞紙でまきます。
菌は暗くて湿ったところを好むためです。
5月には、これらのシートをはずして、(写真右側の)風通しのよい竹林に並べる予定です。これを本伏せというそうです。


お庭でとった早春の味覚”ふきのとう”。夜、天ぷらにしました。


みなさん、おつかれさまでした。

by タイジュ(運営担当)

春の到来

突然に襲った大地震、津波、そして原発の事故。
安心と思っていた僕らの暮らしがこんなにも脆いもの
だったのかと信じられない思いです。
被災地の方々のご苦労は想像を遥かに超えるものだと思いますが、
出来る限り早く通常の暮らしに戻れることを心から祈っています。
緊迫した原発の事態も早く収束してこの緊張から解き放たれますように。
 
ぴたらファームは変わらず日々の農作業をこなしています。
雪の中作り始めることとなったビニールハウスがようやく完成し、
本格的に夏野菜の育苗を始めました。
house
トマト、ナス、ピーマン、唐辛子、パプリカ、セロリなどなど。
前回のイベントで踏み込んだ温かいベットに並べてあげましたよ。
現在の温床の温度は、ちょうど30度に落ち着いています。
onyo
温床の反対側には、すでに冷床で始めた、
レタス、絹さや、スナックエンドウ、キャベツ、スティックブロッコリー、
芽キャベツ、カリフラワーなどを並べてあります。
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残りのスペースには、
春菊、水菜、からし菜、ルッコラ、コカブを
可能な限り植えました。
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今後も必要とされるお米や野菜をみなさんに届けられるように 、
しっかり野菜作りをしようと決意を固めました。
それが私たちに来る精一杯のことだと思っています
ぴたらファーム 畑担当 たいと&さいか

イベント告知「昔ながらの道具で味噌づくり 第二弾!」

ぴたらファームでは、大好評により、今年2回目の味噌作りイベントを行います。

甲斐駒ケ岳や八ヶ岳を望めるファームで、昔の道具を使った味噌づくり体験をしてみませんか?

味噌は毎日使う調味料の中でも基本的なもの。
ぴたらファームの味噌作りは、大豆も麹のお米も全て無農薬有機栽培のものを使い、白州の名水で仕込みます。

作った味噌は1人1キログラムお持ち帰りできます。
(お持ち帰り分の味噌代は参加費に含まれています。)
↓前回の味噌作りイベントの様子はこんな感じです。
http://blog.pitarafarm.com/?eid=63





1.期  日 : 2011年3月26日(土)10:00~17:00


2.場  所 : ぴたらファーム(山梨県北杜市白州町横手1304-1)

3.参加費 : 3,000円(保険代、材料費、持ち帰り味噌代(¥1,000)込み)


※電車・長距離バス利用時の駅等までの送迎は片道500円です。
※宿泊はぴたら邸であれば無料
※参加費はファーム到着時に集めます。
※参加費から500円を地震被災地への募金とさせていただきます。


4.スケジュール
 10:00 小淵沢駅集合(8:00新宿駅発スーパーあずさ)
 10:30 ぴたらファーム (※車の場合の集合時刻)
      着替え、自己紹介
 11:00 畑と新ぴたら邸にご案内
 12:00 お昼ごはん ※おかずはポットラック形式
 13:00 味噌づくり
 15:00 おやつタイム
 16:00 味噌づくり
 17:00 作業終了、感想
 17:41 小淵沢駅(19:36新宿着)

5.持ち物
温かい服装(作業は屋外で行います)
エプロン、頭巾(バンダナ、三角巾など髪の毛を覆えるもの)
味噌を持ち帰る容器(タッパーや小さな甕など)
ポットラック(持ちより)おかず1品(皆でつまめる分量、市販品OK)
※ご飯と汁物はファームでご用意します。

6.募集人数 : 先着10名

7.雨天時   : 雨天中止(外で竃を使って煮炊きする予定のため))

8.備 考   :
○宿泊
・宿泊を希望される場合は、近隣の「べるがの湯」の宿泊施設が便利です。
 費用は4人部屋15,000円です。ご予約は各自でお願いします。
http://bit.ly/dQKfd8
・築80年の、農家の離れ的なぴたら邸に無料で泊まることも可能です。
その場合は寝袋をお持ちでしたらご持参ください。
・お泊りの方は、夜、べるがの湯(入浴料別途必要)にご案内します。

○食事代・ファーム滞在
・日曜日のファーム滞在(農体験可能)は1日1,000円いただきます。
 土曜日の夕食以降の食事代は一食500円いただきます。

○アクセス(電車、バス)
・電車は、新宿-小淵沢の指定席回数券(6枚綴り)購入がお勧めです。
 片道4,000円未満で特急の自由席より安いです。
券が余った場合はファーム側で当日購入いたしますのでご相談ください。
・高速バスも利用できます(片道2,440円)。
 往路)新宿 7:20⇒ 小淵沢 9:48
 復路)小淵沢 18:04⇒ 新宿 20:35
 予約はハイウェイバス.comで ⇒http://bit.ly/dwYtjI
 ※こちらも送迎可能です。

○その他
・犬等の動物は同伴できません。

9.お申込み方法:pitarafarm@gmail.com以下の内容(参加者全員分)をお送りください。

氏名、携帯電話、Eメール、住所、生年月日、
当日の交通手段(電車or車or高速バス)、
駅までの送迎希望、宿泊希望、日曜のファーム滞在希望
※生年月日等の個人情報は保険加入するため必要です。

どうぞよろしくお願いいたします。

イベント報告「昔ながらの道具で味噌づくり」

こんにちは さいかです。
味噌作りイベントにて味噌100キログラムを仕込みました!
100キロ分の味噌の大豆は26キロほど、
この大豆は、私が去年お世話になった
自然農法センターの方のつながりで購入した有機大豆。
波田地区の食と農をつなげる活動の一環で、
子供と大人が一緒になって、大切に育てられた大豆だそうです。
味がしっかりしたとても美味しい大豆です。
前日昼から水に浸した大豆は、水を含んでふくらみ、
形も丸から細長い丸になります。
その豆を朝から火を起こし、大きな釜で煮ました。
火の加減を見て、薪をくべ、かき混ぜつつ、
コトコト煮ること4時間くらい。
親指と小指でつまんでつぶれるくらいまで柔らかく煮ました。
写真後ろが、4月から住む新ぴたら亭です。
totoro
大豆を煮ている間に、米麹を塩きりしておきます。
麹は、白州で有機栽培で美味しいお米を作る井上さんから
お米を買い、地元の麹屋さんで麹菌をつけてもらったもの。
白く輝く麹菌がついた米麹を塩とまんべんなく混ぜあわせました。
koji
煮あがった大豆をつぶします。
このつぶし方は、味噌の出来上がりの好みによって
いろいろとあります。
豆の粒が大きく残るのが好きな場合は、
杵と石臼を使って、ざっくりとつぶします。
これはなかなか力がいります。。。
usu1
粒がなくスムースな味噌が好きな方は、
ミンサーを使います。別名「豆ひき ボニー」
非力な私でもらくらく。作業効率も割りといいです。
minnsa
ハンドミキサーもつかってみましたが、
豆がつまりがちなので、少量をつくる時に
使うほうがよさそうです。
豆をビニールにいれ、足で踏むという方法も
あるそうです。大量に作る場合は、
みんなで踏むのも楽しいですね。
つぶした豆は塩きりしておいた米麹と
まんべんなく混ぜ合わせます。
そしてそして、作業のクライマックス
豆と麹を混ぜたものを、拳大の大きさの玉にして、
樽の中に、ぼんぼんと投げ込みます。
投げ込む衝撃で、味噌玉の中の空気が追い出されます。
子供のころの泥団子投げを思い起こさせる
この作業。夢中に投げていたあまり、
写真を撮り忘れました 
味噌玉を全部投げ入れたら、
手でギュッと押さえて綺麗に平らにします。
done
上に重石をすれば完成
あとは、月日がたつのを待つのみです。
8ヶ月後ぐらいから食べれます。
待ち遠しいですね~
さいか