8月6日(土)-7日(日) パーマカルチャーW・S!   <スパイラルガーデンと池づくり>

貸し菜園の入り口に小さなスパイラルガーデンがあります。今回は思い切って既存のものをリニューアル!パーマカルチャーの凝縮されたデザインとも言えるスパイラルガーデン。座学もするのでパーマカルチャーに興味のある方にはオススメのワークショップです。

現在のスパイラルガーデン。
こちらはぴたら本邸のスパイラルガーデン。瓦を利用しています。

2日目には池作りをします。こちらも一緒に試行錯誤しましょう!      池は菜園の一角に作る計画ですが、ヤギ小屋の屋根にトイとウオータータンクを取り付け、そのオーバーフローを池に引っ張る仕組みをつくる大掛かりな水環境整備です。

貸し菜園側から見たヤギ放牧場
ヤギ&羊小屋から貸し菜園側
昨年春に立てた貸し菜園計画。真ん中に池があります。

【開催日】 2022年 8月 6日 (土)〜7 (日)

【開催時間】 1日目 10時~15時頃

16時〜 希望者にはぴたらファーム内のパーマカルチャーツアーをします。

2日目 9時〜15時頃 

 作業が終わった後は近くの温泉で汗を流しましょう。夜はぴたらのオーガニックご飯つきです。

【持ち物】動きやすく汚れてもいい靴・服装、軍手、帽子、タオル水筒。

お泊まりの方は、温泉セット、着替え、洗面道具など。

【最高人数】15人程度 /日 (宿泊は6人まで) 

【料金】 宿泊・食事・参加費込み( 1泊2日)  9,500円

                日帰り  3,000円

*貸し菜園利用者は、参加費が半額になります。

参加申し込みはこちらのフォームから → https://my.formman.com/t/SE62/

コンポストトイレづくり報告(7/23-24)と次回(8/20-21)イベントのご案内

これから何がはじまるのかな〜 by ヨモギ

まずは前回田んぼに放したアイガモちゃんを見にいきました。すくすく成長していましたね。田んぼの雑草が全然生えていなくて参加者もびっくり!

第一回目のイベントで小屋下の発酵槽を作りました。2回目のイベントではこの上に小屋を建築します。まずは段取りの説明です。

ヒノキの丸太材の皮むき!

冬の伐採木だったのか少々剥きづらかったようですが・・

皮を剥いたヒノキの丸太は小屋の柱になるので腐らないように土に埋める部分を焚き火で焦がしました。強い炎にびびりながらも果敢に挑む7歳と9歳コンビ。

大人も真剣!

柱が建てた後は、一回目のイベントでやりきれずに残っていたコンクリートワーク。発酵槽の斜めの箇所に型枠を取り付けます。

コンクリートを流し込んでコテで整えます。

大引を乗せる高さに水平を見て墨付けします。

柱は床の高さまでなのでチェンソーでカット。

大引を乗せる部分を鋸で何筋も切れ目を入れます。

ノミで綺麗に刻みます。

初日終了!見た目には進展がわかりにくいかもしれないですが、中身の濃い1日でした。

2日目はじまり。設計図を見てどのように進めていくのか確認します。

スライド丸ノコに挑戦!

壁は2×4工法を採用。(実際にはいただいてきたデッキの解体材で規格が違います)

インパクトドライバーで枠を組みます。

こちらは、大引きとなる材を丸ノコで切断。

いい感じ!

囲った大引の内側にも30cm間隔で材木を渡します。

便器が置かれる床上にコンテナを置いて座ってみました。中々心地良さそうですね。

床を支える柱が立ち大引きが組まれ、その上に壁枠が2面できました。最後に集合写真を撮って今回はおしまいです。

<番外編>

カメラに向かってカメラを持ってピース!ところでよい写真とれました?
おまちかねのお昼ご飯!

お疲れ様でした・・ また次回をお楽しみに。

<次回イベント>

コンポストトイレづくり第3弾は、8月20日(土)-21日(日)に開催します。

次回は小屋の壁の組み立て、屋根や階段、扉、便座を作ります。

まさに小屋づくりのクライマックス!

初めての参加の方も楽しめること間違いなしです。

申し込みはこちらから → https://ssl.form-mailer.jp/fms/da7d8968703706

7月23(土)-24(日) 【コンポストトイレづくりイベント2回目】開催!

6月18−19日に開催された1回目のイベントでは予定通りに立派な基礎が(ほぼ)完成しました!

現在ぴたらのシンボルになっているコンポストトイレの構造をベースにさらに見直したデザインになっています。

2回目のイベントではいよいよ小屋本体に着手します!

小屋のデザインはまだ未定ですが、床が少し高い位置になり、大きな窓から甲斐駒ケ岳を望んでリラックスして座れるようにする計画です。

第1回目はここまで進みました!なかなかいい感じです^^

1回目参加した方はもちろん、初めての方も歓迎です!

前回は土木作業でしたが、今回は大工作業メインになります。

【開催日】 2022年 7月 23日 (土)〜24 (日)

【開催時間】 1日目 10時~17時

2日目 9時〜16時頃 

 作業が終わった後は近くの温泉で汗を流しましょう。夜はぴたらのオーガニックご飯つきです。

【持ち物】動きやすく汚れてもいい靴・服装、軍手、帽子、タオル水筒。

お泊まりの方は、温泉セット、着替え、洗面道具など。

【最高人数】15人程度 /日 (宿泊は6人まで) 

【料金】 宿泊・食事・参加費込み( 1泊2日)  9,500円

                日帰り  3,000円

*貸し菜園利用者は、参加費が半額になります。

参加申し込みはこちらのフォームから →

https://ssl.form-mailer.jp/fms/da7d8968703706

第1回基礎づくりについては、一つ前のブログをご覧くださいね。

コンポストトイレづくり報告 (2022/6/18-19) 基礎づくり

1日目

コンポスト建築予定地はパーマカルチャー貸し菜園内です。

ヤギ羊小屋の手前。

まずは仮置きしてイメージをつくります!

手前から階段をとことこ登って左手の扉を開き、便器に座るイメージ。西に大きな窓があって甲斐駒ケ岳を望むトイレ!

みんなイメージできたかな?

早速、作業開始。四角く平らに穴を掘り、手作りのタコでどんどんと地面を固めます。

透明ホースに水を入れて水平の位置に印をつけます。

ブロックの上端の高さに水糸を張っているところ。

水糸の高さにぴったり。きれいにブロックを並べました。

こちらはブロックの目地に入れるための定規を作っています。

目地に定規を挟んでモルタルを乗せます。

初日終わりまじかなので作業しているところで集合写真にしました。

カシャリッ!

2日目

2日目はアイガモちゃんを田んぼに放つことからはじまりました。

はじめて泳いだというのに自然に水のある環境に馴染むカモちゃんたち。見ていてあきませんね。

今日の目的をうっかり忘れそうになってしまいそうでした(笑)

いい天気!さぁ、今日もやるぞ!

2日目ともなれば、モルタル練りも慣れてきました。

こちらは、流れ出た余分な水分を貯める容器をいれるための箱づくり。

親子のナイスショット!

雨が降ってきてしまいました。一時中断するも、ブルーシートを張って続行!!

仕上がってきました!もう少し!

完成した頃には再び青空が・・(笑)

基礎工事ほぼ完成!

もう一枚おまけ。

中々、いいですね、うん。(しみじみ)

この上にどんなトイレが作られるのか楽しみです!

6月4日 馬と働く代掻きの会を終えて

さんさんと降り注ぐ太陽の下、聞こえるのは鳥のさえずり、木々のさざめき、水路を流れる水の音、そして水を張った田の中で泥を蹴る馬と人の息遣い。五感を開いて馬のリズムとシンクロしたら、田んぼを耕す仕事はとても心地よく愉しく感じました。大人も子供も男性も女性も関係なく、耕したことがある人もない人も関係なく、皆がお米作りの一端に関わることができました。

今回、縁あって長野県伊那市高遠、ぴたらから甲斐駒ヶ岳をはさんで向こう側に住む「うまや七福」横山晴樹さんと愛馬ビンゴをお呼びして、水を張ったぴたらファームの田んぼで田植え前の代掻き体験会を開くことができました。

横山さんは馬とともに田畑を耕し、薪を運び、自給自足的な暮らしを営みながら、馬耕の普及活動や馬と遊べる地域のこどもの遊び場づくりをされています。横山さんは世界中を旅するなかで馬と暮らす人々と出会い、消えゆく日本の馬との暮らしを取り戻すため、3年間かけて岩手の師匠の下へ通い馬搬・馬耕の技術を修得されました。現在の馬との暮らしも日々鍛錬の積み重ねであり、馬と主人が二人三脚で成長していけることで歓び・達成感を味わえるのだそうです。

田植えの準備の段階で、何回か田んぼを耕す作業がありますが、今回は田植えの直前に水を張った田んぼを耕す「植え代掻き」を体験させていただきました。田んぼの大きさは4畝。参加者は大人子ども合わせて合計30人ほどになりましたが、みな十分に体験ができ、のんびりと楽しむことができました。

手綱を曳く横山さんとビンゴくん

まずは、馬力のありがたさを体感すべく、人力代掻きに挑戦!

写真は男女ですが、屈強な男2人で頑張っても1分間に10mくらいしか進みませんでした。。全部終えるのに1週間くらいかかりそう笑

そこで、ビンゴくんの登場です!

力づよく泥を蹴り、人力の20倍くらいの速さですいすいと進んでいきました。

今日の仕事の第一段階は、横山さんが持ってきてくださった馬鍬(まんが)を使い、荒く代掻きです。馬鍬とは、細い歯が並んだ木製の農具で、今では作られていないため、骨董屋さんや古い古民家からの掘り出し物でしか手に入らない代物。じつはぴたらでもちょうど先月、古いお蔵を片付けるという知り合いの方から、古い馬鍬を譲っていただく機会がありました。

状態がとてもよかったのですが、これが本当に使えるのだろうか…と半信半疑。しかし横山さんと一緒によく見てみると、職人の技を感じるとてもしっかりした造りで、実際に使わせていただくこともできました。使う人がいなければ骨董品でしかない馬鍬が、息を吹き返して実用される様子には、なんともいえぬロマンと感動があります。

皆でかわりばんこで体験。馬との田仕事の風景は美しいものですね。
子供も手綱を曳かせてもらい、馬との協働を体験しました。

馬鍬で耕して泥をゆるくした後は、刃のついた車輪を転がして耕す道具を使いました。これは馬鍬の後の年代に登場した進化版だそうで、トラクターの前身となる道具のようです。車輪で泥の塊を砕き、凸凹を平面にしていきます。

美しい稜線をバックに。
子供たちも自由に田んぼに入って、間近で馬と触れ合いました。
みんな積極的!

一通り耕した後は、なんとスノーチューブが登場!

道具の後ろにスノーチューブを装着し、人が乗れるように…!

こちらは子供に大人気で、みんな乗りたい!乗りたい!と大はしゃぎでした。遊びに見えますが、そこはさすがプロ。スノーチューブの後ろには太い木の棒がついていて、棒の重みで土の表面が滑らかな平面にされていきます。そう、馬力ハロー耕です!(専門用語ですみません。。)この工程によって、稲の苗が植えやすくなります。

遊びと実益を兼ねた素晴らしいアイデア。

最後は横山さん自らチューブにまたがり、手綱でビンゴくんを巧みに操りながら全体の仕上げをしてくださいました。

とてものどかで、見とれてしまいました。

仕上げが完了した後は、どろどろになったビンゴくんを洗ってあげたり、馬具を丁寧に洗い片付け。その後夜19時から夕食を兼ねた懇親会を開き、横山家の暮らしの様子やインタビューを記録した映像や横山さんが旅先で出会った世界の馬の写真を見せていただきながら、皆で和気あいあいと杯を交わし合いました。馬耕に興味のある方々の意見交換や情報交換の場となり、とても良い会となりました。

今回イベントの参加者を集めるにあたり、チラシを市内の店舗さんや施設に置かせていただきました。また、インスタグラムとフェイスブックを利用して募集も行いました。参加者は北杜市内を中心に山梨県内にお住いの移住者の方が多く来てくださり、今回のイベントの開催資金も無事に集めることができました。皆さんのご協力に感謝いたします。今後も横山さんとタイアップして、馬耕や馬搬のイベントができたらと思っています!

イベントチラシ

昔ながらの馬との暮らしに興味のある方、まずは横山さんのfacebookページで、ご自身で編集しアップされている映像を見てみてください。→横山 晴樹 | Facebook 本気で馬耕を体験してみたい方は、横山さんのご自宅を訪れてみてもいいかもしれませんね。