イベント報告 「みつけてみよう 畑の昆虫 川のいきもの♪」

   8月20−21日に身の回りに住む、昆虫や水生生物を観察するイベントを催しました。

畑に森に川にと2日間にあちらこちらへフィールドを変えての欲張り企画でした。

まずは畑を順々にめぐって、畑によってどんな虫がいるのか見てみます。

    大豆畑

 

  里芋畑。

ナス畑、キュウリ畑、かぼちゃ畑・・・

探すのと合わせてトラップも仕掛けました。

魚肉ソーセージを入れた紙コップは、地面に平になるようにセットして簡単な落とし穴になります。

 

 虫の観察とは関係はないですけれど、夕ご飯は外のカマドを使ってみんなでインドカレーづくり。

インドにも住んだ事のあるアメリカ人のウーファー、サリナさんが教えてくれました。

美味い美味いとお腹を満たして温泉へ。

 

  そしてさっぱりしたところで、今回の目玉企画であるライトトラップを行いました。

夜の森にライトを照らして、夜の虫を引き寄せる高度テクニックです。

 

講師にお呼びした農大の千野先生が魅力たっぷりに虫を解説してくれました。

天然のカイコである大きな山繭、青みがかった綺麗なオオミズアオ、まるでアゲハチョウのようなアゲハモドキ、尺蛾やカゲロウ。

夕方木の幹に塗っておいた、バナナトラップにもカブトムシやウマオイなどライトトラップとは違う虫が寄っていました。

写真はシタバ蛾の一種だったかな。とってもきれい。

普段は気にとめない虫たちの世界。ちょっとだけその一端を覗いただけですが、そこは意外に華やかで魅力的でした。

そして、自然の循環を大事にするぴたらの農業のあり方が、多様な虫の世界を守っていることにも繋がっていることも再認識するに至りました。

 

 さて、翌日は近くの河原へ行って水生生物の観察。

魚の隠れていそうな石の陰や水草の茂みを足で撹乱して網に追い込む方法を講師のマーサ先生に教えてもらい試してみました。

そんな乱暴な方法で アブラハヤ やカジカ、そしてカジカに良く似たヨシノボリなどの魚が捕獲できます。 

楽しくなってみんな夢中になっていました。

子どもばかりじゃなく、大人もムキになって網をふるっていたのが印象的。

中には早々に網を投げ出し、泳いでいたり、岩の上で日向ぼっこしている人もいましたけどね(笑)

 

最後にみんなで集まってカシャッ!

みなさま、参加ありがとうございました♪