<イベント報告>菌が生き生きリアル味噌作り終了しました

2年以上続いているこのコロナ時代の中でも、今年味噌イベントを無事に開催することができたことは、とても喜ばしいことでした。

3月5日には参加者7人と一緒に約75kgの味噌を仕込みました。

味噌を作るには大豆、米、塩、この3つの原料がそろえば意外と簡単にできます。大豆とお米は毎年ぴたらで栽培しているものを使っています。栽培から麴づくりまで一連で手がけている人達は少ないと思いますが、最近また興味を持ち始めている人も増えているようでとても嬉しいです。どんどん手作りの楽しみましょう!

自家製米麴。麴が持っている酵素の働きによって味噌が生まれます。来年は麴作りイベントもしてみたいです。
塩切り
麴と塩が均一になるように混ぜる作業。
味噌の味比べ
1年目、2年目、4年目10以上のみそは驚くほど味が変わります。個人的には2年物がすき。
大豆を大釜で3時間ほど煮ます。
昼休憩
野菜が少ないこの時期でも豪華なご飯を作れるのは素晴らしい!
この笑顔で作られたご飯は間違いなくうまいでしょう。
午後からは煮終えた大豆を潰す作業。ぴたらではいつも専用の手回しミンサーを使っていますが、足で踏んだり、マッシャーを使っても構いません。
潰した大豆と事前に塩切した麴を混ぜる。75kg近く仕込んだので、大変な作業でした。
大変でも笑顔は消えない。ようやく樽に詰めていく作業に入るので、味噌玉を作ります。
味噌玉を樽に投げ込んでいくのは、出来るだけ空間ができないように密に詰めていくためです。
子供たちの力も借りました。
念のために味噌玉を投げた後にしかっりと空気を抜く
今回は木樽で仕込んでみました。発酵中に味噌がかびないように表面に元気な2年物の味噌を塗る。味噌がなければ塩を振っても良いですよ。
男子3人でやっと運べるくらいの重さになりました。ここから2年間ゆっくりと発酵熟成させます。待つ楽しみもいいですね。

お疲れ様でした!また来年にもお待ちしております!

菌いきいきリアル味噌づくり

▼ お申し込みフォーム 

https://my.formman.com/t/NoMe/
ぴたら仕込みの味噌を味見

ぴたらファームの恒例イベントです。

3/5(土) 菌が生き生きリアル味噌づくり

スーパーなどで売っているお味噌は、

店頭で発酵が進んで味が変わるのが困るので、

一度火入れをしたり、アルコールを入れ発酵を止めてしまっているものがほとんど。

本当に菌が生きている発酵したお味噌が欲しいのであれば、

自分で作らないと本物の味噌は手に入りません!

仕込みの後、どのくらい熟成させるかで、

 自分の好みの味のタイミングで

食べ始められるのも嬉しいポイント。

5年10年とながーく発酵させれば、

やけどやお腹のお薬にもなるのも

本物の発酵食品の恵みです。

仕込む材料はどこから来たかわかっているもののみ。

ぴたらファームで自然のリズムに沿って丁寧に育てた大豆、

自分たちの天日干し米に菌を付けた手作り米麹、

そして日本の海水からとれた自然塩。

大きな釜戸で薪をくべ陽性の火でじっくり数時間かけて茹でる大豆は

甘みが最大限に引き出されます。

リアル味噌で腸内環境や免疫力を整え、

コロナに負けない体作りをしていきましょう!

釜戸に火をくべじっくりお豆を煮ます。

 <スケジュール>

3/5(土) 10:30~16:00頃 

<会場>

ぴたらファーム 山梨県北杜市白州町横手1118

<参加費>
大人(高校生以上) 農家ご飯込み 3000円

子ども(小学生以上)農家ご飯込み  1500円

希望者には、別途料金で仕込んだお味噌をお持ち帰りいただけます。

<参加者へ新型コロナウィルスに関するお願い>

・蔓延防止のため、換気をしてイベントを開催しますので、

 暖かい服装でお越しください。

・当日はお食事以外はマスクの着用をお願いいたします。

・手を洗った際は、ご自身のハンカチや手ぬぐいで手を拭いてください。

・昼食はビュッフェスタイルにて、各自適度な距離感にて食事をします。

・イベント開催日まで体調管理を万全でお越しください。

 イベント開催前2週間以内に以下の症状があった方は、

 参加をご遠慮いただきますので、予めご了承ください。

−− チェック項目 −−

 ① 平熱を超える発熱(37.5℃以上) 

 ② 咳やのどの痛みなど風邪の症状 

  ③ 体のだるさ、息苦しさ  

 ④ 嗅覚や味覚の異常

−−−−−−

 <持ち物>

 ・汚れてもいい服装/脱ぎ履きしやすい靴

・エプロン /三角布や手ぬぐいなど頭に巻くもの/ 手を拭く布巾/マスク

・味噌お持ち帰りを希望の方は、容器をお持ちください。 

 (味噌は塩分があるので、できればプラスチック製よりも瀬戸物の甕、琺瑯の容器がベストですが、ジップロックやタッパーでも可)

<お申し込みフォーム >

https://my.formman.com/t/NoMe/

*お問い合わせ先*

ぴたらファーム

tel/fax:0551-35-2793 E-mail:info@pitarafarm.com

長期ファームスタッフメンバー1名募集!!



ぴたらファームは2010年に始まった自然循環型オーガニックファームです。

パーマカルチャー哲学を取り入れ、田畑を中心とした持続可能な
循環の暮らしを実践し
南アルプスの山々に囲まれた山梨県北杜市の築100年の古民家を拠点に
スタッフとシェアハウスメンバーで野菜やハーブ・米・小麦を育て
味噌・醤油などの調味料を手作りながら自給自足の暮らしを
分かち合っています。

私たちと一緒に大地に根ざした暮らしをしませんか?


<長期ファームスタッフ2名募集>

仕事は専門の担当を受け持ちますが、お互いに協力し合い進めていきます。
作物の栽培から加工や建築など作業は多岐に渡るので
暮らす中で多くの力が身に付くはずです。

ぴたらファームの理念に共感できる人
コミュニケーションが好きな方募集です。
HPのページをご覧ください。
 http://pitarafarm.com/about/


< 畑サポート・イベント関連事務・シェアハウス管理事務・ウーファー対応事務・SNS 1名 >
!! 2022年募集中 !!
ぴたらファームは農場を初めて12年目となります。野菜セット定期便の販売が、安定した収入としてファームの運営の中心にあります。月日を経て家族を持つものができたり、コミュニティーも大きくなってきました。今後も農場としてコミュニティーとして次の世代に続く持続可能な形であるために、暮らしのベースとしている畑作業を自立してできるようになる人材を育成していきたいと思っています。初年度は担当する作物は持たずに、畑を担当しているものを補佐しつつ全体の流れを覚え、2年度より担当を持ってやれるような学ぶ意欲とやる気のある方を募集しています。畑作業の他に、パソコンを使った簡単な事務作業なども請け負ってもらいます。 

ぴたらの育て方は、このページを参照→http://pitarafarm.com/shop/raise.php
 
体力があれば男性でも女性でも大丈夫です。
自給用・販売用問わず野菜を育てたことがある方、
トラクター等の機械作業のできる方優遇
‼募集終了‼<民泊・農体験事務担当・畑&商店補佐 1名>
新しい事業の一つ「民泊」における宿泊者対応・設備管理・事務
接客・人と接することが大好きな方、宿業経験者優遇

民泊
昨年の5月から始まった新事業の一つ「民泊」における宿泊者対応・設備管理・事務。
ゲストがぴたらファームでの滞在や農体験などを楽しめるよう、事前に意思疎通をはかり、
プランニングとご案内をしていただきます。
日々暮らしながら、母屋の暮らし周りをよりよくする空間作りができる方も大歓迎です。
 
商店
量り売りの店「ぴたら商店」では、ぴたらで育てた野菜や雑穀類加工品・他厳選したオーガニック食材やプラスチックフリー・ゼロウェイスト、手作りの暮らしを応援するような雑貨などを小さな土間のスペースで販売しています。
商店のオープン準備・クローズ準備、接客、売り場のメンテナンス・商品補充など。経験者の場合は食材や商品のディスプレイ等もお任せすることがあります。
 
畑補佐 
自分たちの自給分の野菜はもちろん出荷している野菜セットのお世話を、みんなで取り組んで
います。民泊や商店の作業がない、平日をメインに畑の担当の補佐になり、全体の流れを学んで
もらいます。1年目は特に作物の担当は持ちませんが、2年目は何か特定の野菜の担当を
受け持つことも可能です。

<給与について>
月4万円〜 (最初の3ヶ月は研修期間 月2万円) 
 経験年数に応じて昇給します。
   
  ※ 基本的な生活費(家賃・光熱費・通信費、ぴたらでの食費等)はかかりません。   

 <保険>
 障害総合保険費 ファーム負担 
 
<勤務時間> 
基本的に1年目はフルタイム。
1日8時間程度(季節により変動)。 季節により就業開始/終了時刻は、異なります。
例.夏季:朝5時~夜18時まで(休憩3時間) 冬期:朝7時~17時半まで
 
<休暇>  
・基本的には、曜日固定で週1日程度。
担当の仕事内容や天候、他のスタッフとの調整が必要なため相談して決めます。 
・毎年1月は農場の冬季休暇期間となりますが、留守番として2週間程度ぴたらで滞在する必要があります。 (動物の世話、大雪の際の雪かき・雪おろしなど) 
 ・夏季8~9月に夏休みとして、2日間の取得することができます。
 

<応募後の流れ>
事前にプロフィール/任意の書式の履歴書を送付してもらいます。
 その後農場で数日滞在し、実際に農場での暮らしや仕事を体験してもらいながら、
お互いが気持ちよく過ごせそうかどうかも含めて各メンバーと交流してもらいます。
 スタッフ採用後は、約3か月の研修期間を設けます。
自分の担当以外の仕事内容も経験することができます。
 最低でも2年以上農場で働くことができて、長いスパンでぴたらの取り組みに
関われるメンバーを探しています。


<ぴたらの暮らし>
*共同運営のスタイルで農場を経営しています。
現在スタッフ5名で共同運営しています。スタッフの他シェアハウスメンバー2−3人、ウーファーも加わり、食事の際は常に10人を超える大所帯です。
*  北杜市内には、元スタッフや元シェアハウスメンバーがたくさん住んでいます。
気軽に遊びに来て農産物のお裾分けをしあったり、情報交換をしたり、一部の仕事を手伝ってもらうこともあります。その他北杜市には持続可能な農的暮らしを実践する
たくさんの仲間が繋がっていて、
そういう意味でとても魅力的な地域になっています。
 
*暮らしの部分を複数人でシェアしながらの共同生活です。
スタッフは5軒の家に分かれて住むものの、作業時間の早朝から夕刻まで、そしてご飯の時間も
考えるとほぼ丸一日、生活を共にする一員になります。
暮らしを分かち合うことで、豊かな暮らしを実現できます。
 
*  できる限り地球に負担のない暮らしを目指し、実践しています。
エネルギーをかけない暮らし コンポストトイレの活用、薪ストーブ、七輪、釜戸の活用。
プラスチックフリー生活 へちまたわしを栽培・加工し台所の洗い物に使っています。身の回りのものから、少しづつプラスチック製品を見直し追い出しています。
汚水を出さない工夫 ボロ布で油をふき取ったり、微生物分解される洗剤しか使いません。
他にもいろいろありますが、持続可能な暮らしを日々感じて実践できます。
 
*  自給率の高い暮らし
野菜・雑穀(大豆・小麦)・ハーブ類、お米(うるち米、餅米、ジャスミンライス、黒米)ほか、味噌や醤油、みりん、果実酢、はちみつなど一部の調味料を自給しています。近所の猟師さんから鹿などを頂き自分たちで解体するなど、自分たちが責任をもってトレースできる範囲でお肉をいただきます。基本はその時ある野菜中心の食事です。 
 
*  ウーフ(WWOOF)のホストになっています。
ウーフ(Willing Workers on Organic Farm)は世界中にあるお金を介さないエネルギーExchangeの仕組みです。働き手=ウーファー(WWOOFER)は、ファーム=ウーフ(WWOOF)の様々なお手伝いをする替わりに、ファームから滞在場所と食事を頂く仕組みです。
 
*食事は当番制になっているので平等にみんなに回ってきます。経験が無い人は、最初は誰かと一緒に担当を持ちながら、やっていただきます。自分で育てた野菜を食べる喜びをみんなで分かち合う食事の時は、暮らしの充実感を感じ、自分の体を整える大切な時間としています。
 
*パーマカルチャーはぴたらのキーワードの一つです。Permanent culture agriculture,を組み合わせた造語で、持続可能な暮らしのデザインを表わしています。コンポストトイレ、ニワトリ小屋、ソーラーフードドライヤーなどパーマカルチャーの考え方を取り入れて作られた建造物や普段の暮らしの中から、パーマカルチャーの目指す循環の仕組みを学べます。
 
*母屋となるぴたら邸は、築120〜130年の古民家です。石臼や唐箕、足踏み脱穀機など昔使われていた道具たちも現役で活用しています。単純に過去に戻るのではなく、古くから伝わる魅力あるものに自分たちの新しい知恵や技術を融合させ、現代の暮らしで活用しやすいようデザインし、より豊かな持続可能な暮らしを作っていきたいと思っています。
 
ぴたらの暮らしについてHPにも載せてあります。 
  → http://pitarafarm.com/about/lifestyle.php 
 

お問い合わせ・応募は
info@pitarafarm.com まで

ぴたらファームの理念に共感し、
私たちと共にサステブルな暮らしをつくっていってくれる仲間を
お待ちしています!


半農半X これまで・これから

創森社さんから出版された
塩見直紀さんを初めとした編集者による
「半農半X これまで・これから」に
ぴたらファームが寄稿しました。

この数年コロナを機に、 
働き方が急激に変化しました。
インターネットがあれば、満員電車に揺られ
大変な思いをして会社に通わずして、
在宅で様々な仕事をこなせてしまう事がわかりました。

都会で高い家賃を払い、

高い生活費をかけて空気や水が悪いところに住み続けるのではなく。
環境ストレスが少ない自然が多くある田舎へ移住し、
農のある暮らしをベースに、得意な仕事をやるような
半農半Xのあり方が見直されています。

この本は、色々な方々の
これまでの半農半Xのありかたと
これからの可能性が書かれています。

ぴたらファームはファーム長をはじめその他スタッフ5人と
シェアハウスメンバー1名 全員で1万字寄稿しました。
ファームの写真も表紙の裏表紙やカラーページなど
たくさん起用されました。
学術書的な要素が強く、気軽に読む本とはすこーし違いますが、
いろいろな方の体験談をリアルに感じれる一冊です。

<イベント報告>9/25(土)稲刈りイベント終了しました

ぴたらファームでは、9/25(土)の稲刈りイベントを皮きりでに、今シーズンの稲刈りがスタート!イベントもたくさんの子供たちに囲まれ、大盛況でした!

今回の稲刈りイベントには、8組20名以上の方が参加してくださいました。

お天気に恵まれ少し暑いくらいでしたが、心地よい汗をかきながらせっせと稲を刈りました。6月のイベントで田植えをした田んぼではなく、合鴨農法でコシヒカリを育てていた母屋から近い田んぼでの作業でした。

稲穂はたくさんの実をつけてしなだれています。

最初は、バインダーという機械が田んぼで作業しやすいように、田んぼの四隅を3m×3mほど手刈りします。昨年収穫して保管していた藁を水に浸してやわらかくしておいたものをヒモとして使い、刈り取った稲の束を上手に結んでいきます。

バインダーが快調に動きはじめたら、刈り取られた藁の束を集めて移動させたり、刈り残しの株を刈ったりしておきます。

稲を干し掛けるためのスペースができたら、みんなで協力してハザ棒立てていきます。

少し干す体験もできたところで、ランチタイムとなりました!

午後は主にハザ棒に干す作業がメインです!体力のある方には、稲の移動をお願いしました。稲の束を7:3の割合に分けて、風の通りが良いように交互にして干していきます。ぴたらファームは、2段にして天日干しを行っています。大体一週間から10日ほどで干すのが完了。水分計で測ってOKが出れば、脱穀という流れです。

今回参加してくださった方は、将来的にお米づくりをしてみたいと考えている方が多く、熱心に質問されていました。子供たちの間では、虫探しチームとお店屋さんチームに分かれて?、何やら楽しそうな時間を過ごしていました^^

あと少し!というところで予定終了時間になってしまいましたが、みんなで集合写真を撮りました。その後の来れる方とスタッフで全て刈って干し終えることができました。ぴたらで2番目に大きい田んぼだったので、初日から達成感のある稲刈りとなりました。みなさま、おつかれさまでした。

新米を食べるのが楽しみですね