ぴたらファームのエコ包装・エコギフト
自分たちで野菜や米を育てるようになってから、手元にあるものや、お店で手にするものが、 「どんな素材で、どこから、どのような過程を経てここにきたのか?」そして、「使い終わった後はどのような最後となるのか?」を、考えるようになりました。 それは私たちが作っている商品に対しても同じ。「お客様の手に渡ったあと、どのように消費され、いったいどのような最後となるのか?」
洋服は綿、紙は木材パルプ、ガラスは珪砂、ソーダ灰、石灰など・・・多くのものはもともと大地から得られる天然の資源です。 プラスチックの原料も元は地球に埋蔵された石油ですが、作られる工程でたくさんの化学物質が添加され、出来上がったプラスチックは微生物分解されることはなく。ただただ磨耗してマイクロプラスチックとなり土や川や海や雨水に永遠に浮遊しつづけ、しかも添加されている有害な化学物質は溶け続け汚染を招いている。。。それらのマイクロプラスチックは、世界のあらゆる川、海水深1万メートルを超えるマリアナ海底でも見つかっている。雨水に入ったマイクロプラスチックは、陸のあらゆるところにも降り注ぎ、今やロッキー山脈やピレネー山脈、南極、北極でも発見されている。もはや、世界のどこにいてもプラスチック汚染から逃げられない世界になってしまいました。
循環する繋がりの1ピースとして私たち人間ができることはなんだろう?
CONCEPT コンセプト
- Choose biodegradable material. できる限り土に還る素材を選ぼう。
- Choose non-plastic material. プラスチックの代替えを選ぼう。
- Choose local eco material. 国産のエコ素材を選ぼう
- Reuse from what you have. リユースできるものはなるべくリユース
- Renew the function after it’s used. 使い終えたら新たな役割を与える
パッケージ
加工品のラベルをつけている紐は農場の稲わらや竹の皮を利用しています。 ガラス瓶は東京都墨田区の「大川硝子工業所」さんと制作したぴたらオリジナル。 ガラスは実はスーパーエコ素材!何度でも砕いて溶かされまたガラス瓶に戻ります。 加工品の瓶には、ぴたら(てんとうむし)ロゴが印刷されています。 「ぴたら専用」として、ぜひ、回収・リユースにご協力ください。 種を入れる袋やラベルにはぴたらの生活からでる不要な紙を活用しています。 「REUSE」消しゴムハンコが押されているのが目印です。購入するラベルにはA-oneの再生紙ラベルを使用しています。
ミニ菜園ギフトセット
ぴたらのギフトセットには、「包装」としての役目を終えたものに「菜園」という新たな役割を与えるワクワクなしかけがあります。
ギフト用の箱は、保水性と分解性にすぐれた再生紙からできた特殊な箱で、植木鉢の代わりになります。 プラスチック緩衝材の代わりには、「腐葉土」と「藁」が詰められています。 そして、おまけにぴたらファーム自家採種の種がついています。 ギフトを受け取った方は、ご自宅の土または、購入した赤玉土と付属の「腐葉土」を混ぜ、空いた箱に詰めます。 「種」を蒔き、「藁」をマルチとして被せて水をやれば、発芽まで乾燥せずに芽が出てくれますよ。 お庭のないご自宅でも、小さなお子さんでも簡単にミニ菜園を始められます! ミニ菜園の説明の紙の裏には、種袋の印刷がされています。線の通りに紙を切り取って種袋としてリユースできます。
オリジナル熨斗
ギフトの「熨斗」には和紙。ラッピングには和紙を使ったマスキングテープを使用しています。 日本古来からある「和紙」は実はとてもエコな素材です。 一般的な洋紙で使われている木材パルプは、成長するのに何十年とかかる樹木の「幹」を砕いた繊維ですが、和紙の原料は、コウゾ、ミツマタ、ガンピは2−3年の収穫でき、使用するのは幹ではなく、皮の部分の繊維を使っているため、毎年同じ木から材料を獲ることができるのです。