
去る7月20日、山羊のササメが天国へ逝きました。
(それから1月余りが経過してしまいました。みなさんにお伝えするのが遅くなってしまったこと、ごめんなさい・)
享年8才。ぴたらファームを始める前に働いていた茨城のやさと農場で、産まれた時から見てきた山羊でした。ちょっとおデブで立派な角を生やした、とてもとても穏やかで優しい山羊。
そんなササメはぴたらの雰囲気を作ってくれていた欠かせない存在でした。
何かぽっかりと穴が空いてしまったような感じがしています。
その日は,そろそろ産まれるのではないかとみんながそわそわしていた日でした。ただ当のササメは、落ち着かないものの、鳴いたり息む様子があまり見られません。大丈夫だろうか・・。僕は2年前に産み落とされた2匹のぐったりとした赤ん坊のこと、寂しそうなササメの事が何度も頭をよぎりました。
夕方に多めの破水をしたにもかかわらず、勢いなく再び寝床に腰を下ろしてしまったササメを見て、獣医さんを呼ぶ決断をしました。
獣医さんはすぐに出産の介助をはじめました。
どうやら逆子になっていて、足が引っ掛かってうまく出ない状態にあるようでした。赤ん坊を取り出すのにとても長い時間がかかりました。
僕は動かないように、痛くて泣くササメの角を涙目になって押さえていました。
赤ん坊が亡くなっていたことに辛い気持ちでしたが、まず母体が無事であったことにその日の夜は安堵しました。
ですが、赤ん坊を引っ張り出すことは想像以上にササメの身体に負担をかけてしまったようでした。産道の周りにはたくさんの神経が走っているんだそうで、それらをひどく傷つけてしまったのだと思われます。
結果的にササメは徐々に弱って、2日後に息を引き取りました。
ササメは梅の木の下の、ユキや赤ん坊のすぐ脇に埋葬しました。
ササメ、辛い思いをさせてごめんね・
今まで本当にありがとう。