タイジュ(運営担当/東京在住)です。
今週末は仕事で「ぴたらファーム」に行けなかったので代わりに映画の感想をアップします。
土曜日に渋谷で、クリス・マロイ監督の「180° SOUTH(ワンエイティ・サウス)」を観てきました。
1968年にパタゴニア創業者のイヴォン・シュイナードとノースフェイス創業者のダグ・トンプキンスが行ったパタゴニアへの旅に触発されて、その40年後に若いアメリカ人がパタゴニアへの旅をするというあらすじ。
パタゴニアまでのヨットでの船旅も、陸路の踏破での山旅、挿入されるサーフィンやロッククライミングの素晴らしさもさることながら、この映画の底辺を流れているのは、サステイナブルなライフスタイルに切り替えることの提言である。
映画のなかでは、パタゴニアでの水力発電用のダム建設の問題を取り上げている。ダム建設は、都市での電力消費のために企業が行っているもので、それは20世紀ずっと続いてきた都市の便利で快適な生活のためには欠かすことのできない、やむをえない犠牲だと、都会の人たちは思うだろう。
この旅のなかで、若い旅人は、現地の自然の素晴らしさを体感して、そこに疑問符をつけざるをえなくなる。
「ほんとうに、都市の便利さや快適さのために、貴重な自然を壊してしまってもいいのだろうか?」と。
ただ、反対するのはたやすい。でも、自分が消費重視の快適な生活を送りながら、反対を唱えるのはフェアではない。
ほんとうに反対したいのであれば、隗より始めよだ。
都会に住んで、便利で快適な生活を享受しながら反対するのではなく、サステイナブルな暮らしを自ら体現していかなければならないのではないか!と。
旅のなかで、若い旅人は自問自答をしていく。そのなかで、自分の生き方(それも旅のようなものだ)を決めていく。
パタゴニアという会社は、創業者のイヴォン・シュイナードのもと、自然環境への負荷を抑えた物作りを行っていて、その売上の1%を環境保護団体に寄付している素晴らしい会社だ。(その経営哲学は、イヴォン・シュイナードの「社員をサーフィンに行かせよう」にも載ってます。)
イヴォンは、今の社会の仕組みがおかしいならば引き返せばいいと、映画のなかでいとも簡単に言ってのける。企業の利益ありきの前に、理念ありき。みんながそういうふうになれば、本当に社会は変わっていきますね。
「ぴたらファーム」も、活動をとおして、サステイナブルな(持続可能な)ライフスタイルを広められたら素晴らしいなと思います。
