ファーム探しの第2話です。
(これまでの話は、ブログ右のカテゴリーの「ファーム探し」をご覧ください。)
山梨県北杜市の農村景観や山岳景観の魅力にローレライの舟人のように惹かれてしまった僕たちは、この地を中心としてファーム探しを進めていくことにしました。
・・・と言っても、この地は身寄りも友人もいないので、ゼロから始めるしかありません。また、北杜市といっても、八ヶ岳から南アルプスまで広がっていて、さらにその周辺市町村も入れると広大なエリアで土地の特徴を把握するのもなかなか大変なものです。
そこで、虎穴に入らずんば虎児を得ず、ファームに入らずんばファームを得ず、ということで、泰斗が潜入捜査員よろしく、北杜市やお隣の韮崎市の有機農家さんをまわることにしました。土地の情報を得るだけでなく、有機農家さんや地域の人たちとのネットワークをつくり、野菜や農業技術の地域的な特色等をおさえるためです。
有機農家で実際に農作業をさせていただくには、“WWOOF(ウーフ)”という便利な仕組みがあります。お金のやりとりなしで、「食事・宿泊場所」と、「力・知識・経験」を交換するというワールドワイドな仕組みで、ウーファーを募集している有機農家さん宅に泊まって農作業をお手伝いします。泰斗や彩ちゃんも豪州やNZでも経験しているそうです。
泰斗は、ウーファーを募集している北杜市の農家を全て訪ねたと言えるくらい、春から夏まで有機農家さん巡りをしていました。おかげで、北杜市の有機農家さんについては誰にも負けないくらい詳しくなったようです。えがおファーム、畑山農場、kino caf?、身体気象農場…。さらには、人とのネットワークで、豚放牧のぶぅふぅうぅ農園、Caf? くじらぐも、たわわ邸、八ヶ岳YESファーム…。僕も週末に山梨に訪問する度にいろいろな方に紹介していただきました。有機農家というのは、有機物を循環させるだけでなくて、人と人との絆をつなげるものなのかと妙に納得してしまいました。
人との繋がりが増えていくに従って、ファーム候補地がいくつか挙がってきました。また、長野の自然農法センターで研修生として働く彩ちゃんとも出会うことができたのでした。(つづく)
<ファーム通信vol.4(11/12号)より転載>
by タイジュ(運営担当)

山梨のカフェ「くじらぐも」。泰斗が一時的にスタッフ化していました。