映画「ミツバチの羽音と地球の回転」 サステイナブルな世界にしていこう

 

タイジュです。
週末は残念ながらファームに行けなかったので映画の紹介です。とてもいい映画ですので、強く推薦します。

渋谷ユーロスペースで、鎌仲ひとみさんの「ミツバチの羽音と地球の回転」を観てきました。

この映画では、エネルギー問題とサステイナブルな暮らしにフォーカスして、瀬戸内海の祝島とスウェーデンの2か所を取り上げています。
祝島は、若者が流出して高齢化となりつつも農漁業の1次産業で生計を立てて、サステイナブルに暮らしていますが、ここに中国電力が原発建設計画を進めようとしています。
中国電力側の論理は、国策に従って、安定的なエネルギー供給をCO2排出削減をした形(=原子力)で進めたいというもの。(日本は自然エネルギーも進めているのだろうが、現時点では原子力に傾注しているということなのかもしれない。)
つまりは、エネルギーは必要⇒原子力発電所はどこかに建てなければならない⇒影響の少ないところに建てるしかない、というロジックです。
祝島周辺は魚が産卵をして稚魚が育つゆりかごのような役割を果たしていて、海の生物多様性の高いところ(学者は「ホットスポット」という表現をされていた)であるため、原発建設するには、環境への影響が大きいという反論はできるわけですが、それでも日本のどこかにつくらなければならない・・というのも、このロジックだと正しいわけです。

このロジックの問題は、必要なエネルギーを原子力に依存するというのが前提にあるところにあります。じゃあ、どうしたらいいのか、という回答も用意されています。

映画の後半では、スウェーデンでエネルギーを循環させている都市の例が出てきます。住民が自主的に動きだして、風力発電やバイオマスエネルギーの利用などで、サステイナブルな暮らしを進めようとしています。
また、スウェーデンのストックホルムのような大都市でも、住民ひとりひとりが風力などの自然エネルギーを電力として選択できるようになっているということが紹介されています。
スウェーデン人は言います。「なぜ、日本は森林や水資源がたくさんあるのに、化石燃料(石油)を輸入しなければならないのか?」「なぜ、日本では自然エネルギーを個人が選択できないのか?すぐにエネルギー自由化を進めたほうがいいよ」と。

日本の問題は、消費者が、自然エネルギーを電力として選べないという点が大きいのではないかということ、この映画は示唆しています。。もし選べることができれば、恐らく、原子力発電なり化石燃料のエネルギーは買わないという意思表示をする人が増えるだろうし、また電力を多く消費する企業に対しても自然エネルギーを使うように仕向けていくことができるはず。
そうすれば、このような自然を破壊する原子力発電建設はなくなるのではないでしょうか。

エネルギー自由化が進まないのは、既得権益者が強いということもさることながら、恐らく様々な制約があってのことなんだろうと思いますが、少なくとも僕らはサステイナブルな生き方を志向して、そうした権利を獲得できるように声を上げていかなければならないと思います。

ぴたらファームも、サステイナブルなライフスタイルを広めることを標榜しているのですから、エネルギー問題に敏感でいたいと思います。
少なくともエネルギー自給ができないか、検討してみたいですね。

イベント告知「早春のシイタケ菌打ち」 

ぴたらファームでは、第6回農イベントを開催します。
甲斐駒ケ岳や南アルプスの山々を望めるファームで、早春の風を感じながら、シイタケ菌打ちを体験してみませんか?

今回は、地域の原木(コナラとクヌギ)を使って、シイタケ菌打ちを行います。
ご希望の方はプラス300円で菌打ちした、ほだ木をお持ち帰りいただくことも可能です。

ぜひ、気軽にご参加ください!

1.期  日 : 2011年3月19日(土)10:00~17:00

2.場  所 : ぴたらファーム(山梨県北杜市白州町横手1304-1)

3.参加費 : 2,000円(保険代込み)
   ※電車・長距離バス利用時の駅等までの送迎は片道500円です。
   ※宿泊はぴたら邸であれば無料
 ※お持ち帰り用のほだ木は1本300円です。
 ※参加費はファーム到着時に集めます。

4.スケジュール
  10:00 小淵沢駅集合(8:00新宿駅発スーパーあずさ)
  10:30 ぴたらファーム (※車の場合の集合時刻) 
        着替え、自己紹介
  11:00 畑と新ぴたら邸にご案内
  12:00 お昼ごはん ※おかずはポットラック形式  
  13:00 コナラ原木に穴あけ、菌打ち
  15:00 おやつタイム
  16:00 菌打ち
  17:00 作業終了、感想
  17:41 小淵沢駅(19:36新宿着)

5.持ち物
 温かい服装(作業は屋外で行います)
 長靴等の汚れてよい靴
 ポットラック(持ちより)おかず1品(皆でつまめる分量、市販品OK)
 ※ご飯と汁物はファームでご用意します。

6.募集人数 : 先着10名

7.雨天時   : 雨天中止

8.備 考   :
○宿泊
・宿泊を希望される場合は、近隣の「べるがの湯」の宿泊施設が便利です。
  費用は4人部屋15,000円です。ご予約は各自でお願いします。
  ⇒http://bit.ly/dQKfd8
・築80年の、農家の離れ的なぴたら邸に無料で泊まることも可能です。
 その場合は寝袋をお持ちでしたらご持参ください。
・お泊りの方には、夜、べるがの湯(入浴料別途必要)にご案内します。
 タオル等のご用意をお願いします。

○食事代・ファーム滞在
・日曜日のファーム滞在(農体験可能)は1日1,000円いただきます。
  土曜日の夕食以降の食事代は一食500円いただきます。

○アクセス(電車、バス)
・電車は、新宿-小淵沢の指定席回数券(6枚綴り)購入がお勧めです。
  片道4,000円未満で特急の自由席より安いです。
 券が余った場合はファーム側で当日購入いたしますのでご相談ください。
・高速バスも利用できます(片道2,440円)。
  往路)新宿 7:20⇒ 小淵沢 9:48
  復路)小淵沢 18:04⇒ 新宿 20:35
  予約はハイウェイバス.comで ⇒http://bit.ly/dwYtjI
  ※こちらも送迎可能です。

○その他
・犬等の動物は同伴できません。

9.お申込み方法:pitarafarm@gmail.comに以下の内容(参加者全員分)をお送りください。
        
 氏名、携帯電話、Eメール、住所、生年月日、
 当日の交通手段(電車or車or高速バス)、
 駅までの送迎希望、宿泊希望、日曜のファーム滞在希望
 持ち帰りほだ木(300円)の希望
 ※生年月日等の個人情報は保険加入するため必要です。

10.お申込み締め切り
 3月17日(木)まで

どうぞよろしくお願いいたします。

青いトラクターがやってきた♪

ぴたらファームでは、春からの農作業のために、トラクターを中古で購入しました。
2010年9月のファームスタートからこれまでは、近隣の有機農家さんからお借りしていました。


2月20日の午前中に、こんな感じで運ばれてやってきました。
青いトラクターです。新品同様、ぴかぴかでした。


早速、彩ちゃんが運転してみました。


桜の木がある畑(通称、桜畑)です。


遠くに見えるのは八ヶ岳です。

by タイジュ(運営担当)

イベント告知「昔ながらの道具で味噌づくり」

ぴたらファームでは、第5回農イベントを開催します。
甲斐駒ケ岳や八ヶ岳を望めるファームで、味噌づくりを体験してみませんか?

味噌は毎日使う調味料の中でも基本的なもの。
ぴたらファームでは、安全な有機大豆を使って味噌作りを行います。
作った味噌は1人1キログラムまでお持ち帰りも可能ですよ。
(お持ち帰り分の味噌代は参加費に含まれています。)

味噌は、昔ながらの道具を使って作ります。

 1.屋外で、薪で火を焚いて大豆を大鍋で煮ます。ここに本文を記入してください。
 2.石臼で大豆を潰します。
 3.木の樽に味噌を仕込みます。

ぜひ、気軽にご参加ください!


↑古道具の数々。アニメ日本昔話の実写版が作れそう・・・(笑)

1.期  日 : 2011年3月5日(土)10:00~17:00

2.場  所 : ぴたらファーム(山梨県北杜市白州町横手1304-1)

3.参加費 : 3,000円(保険代、材料費込み)
    ※電車・長距離バス利用時の駅等までの送迎は片道500円です。
   ※宿泊はぴたら邸であれば無料
  ※参加費はファーム到着時に集めます。

4.スケジュール
  10:00 小淵沢駅集合(8:00新宿駅発スーパーあずさ)
  10:30 ぴたらファーム (※車の場合の集合時刻) 
        着替え、自己紹介
  11:00 畑と新ぴたら邸にご案内
  12:00 お昼ごはん ※おかずはポットラック形式  
  13:00 味噌づくり
  15:00 おやつタイム
  16:00 味噌づくり
  17:00 作業終了、感想
  17:41 小淵沢駅(19:36新宿着)

5.持ち物
 温かい服装(作業は屋外で行います)
 エプロン、頭巾(バンダナ、三角巾など髪の毛を覆えるもの)
 味噌を持ち帰る容器(タッパーや小さな甕など)
 ポットラック(持ちより)おかず1品(皆でつまめる分量、市販品OK)
 ※ご飯と汁物はファームでご用意します。

6.募集人数 : 先着10名

7.雨天時   : 雨天中止(外で竃を使って煮炊きする予定のため))

8.備 考   :
○宿泊
・宿泊を希望される場合は、近隣の「べるがの湯」の宿泊施設が便利です。
  費用は4人部屋15,000円です。ご予約は各自でお願いします。
  ⇒http://bit.ly/dQKfd8
・築80年の、農家の離れ的なぴたら邸に無料で泊まることも可能です。
 その場合は寝袋をお持ちでしたらご持参ください。
・お泊りの方は、夜、べるがの湯(入浴料別途必要)にご案内します。

○食事代・ファーム滞在
・日曜日のファーム滞在(農体験可能)は1日1,000円いただきます。
  土曜日の夕食以降の食事代は一食500円いただきます。

○アクセス(電車、バス)
・電車は、新宿-小淵沢の指定席回数券(6枚綴り)購入がお勧めです。
  片道4,000円未満で特急の自由席より安いです。
 券が余った場合はファーム側で当日購入いたしますのでご相談ください。
・高速バスも利用できます(片道2,440円)。
  往路)新宿 7:20⇒ 小淵沢 9:48
  復路)小淵沢 18:04⇒ 新宿 20:35
  予約はハイウェイバス.comで ⇒http://bit.ly/dwYtjI
  ※こちらも送迎可能です。

○その他
・犬等の動物は同伴できません。

9.お申込み方法:pitarafarm@gmail.comに以下の内容(参加者全員分)をお送りください。
        
 氏名、携帯電話、Eメール、住所、生年月日、
 当日の交通手段(電車or車or高速バス)、
 駅までの送迎希望、宿泊希望、日曜のファーム滞在希望
 ※生年月日等の個人情報は保険加入するため必要です。

どうぞよろしくお願いいたします。

(by タイジュ(運営担当))
 

イベント報告「夏野菜のための踏み込み温床づくり」

ぴたらファームでは、2月19日(土)に4回目の農イベント「夏野菜のための踏み込み温床づくり」を行いました。
踏み込み温床づくりは、有機物が分解されるときの発酵熱によって、トマトやナスといった夏野菜の苗を寒い時期から育てていくことができ、農業には欠かせないものなのです。

2月にもかかわらず、ぽかぽか陽気でした。青空の下、空気も澄みわたって周囲の白い山々も見渡すことができ、参加者もリラックスした雰囲気でした。

午前中は、ぴたらファームの新しい畑(桜の林が横にある畑)にご案内して、数日前からスタッフで建設中のビニルハウスの骨組みの下で、温床の枠づくりを行いました。
ヒノキと竹で枠をつくり、枠の隙間にわらを詰めていきました。
(ヒノキも竹もわらもいずれもファーム周辺で絵に入れたもので地域の素材を再利用しました。)


竹ノコで竹を切断します。


わらは、近くの身体気象農場さんの田んぼからいただいたものです。
これを隙間がないようにびっしりと詰めていきます。


ポトラック形式のランチ。
参加者の方のお料理が美味しくて、あっと言う間になくなりました。


午後は、午前中に作った枠に、わら、鶏糞、米ぬかを何層も敷いていきました。
た。

ちなみに、鶏糞も米ぬかも地域のものを再利用しています。
有機物を再利用する温床づくりは、地域の素材を再循環させる農の仕組みなんだと実感できました。

作業では、水をまいた落ち葉の上を、みんなで踏みしめていきました。
水が落ち葉からじわっと出てくればOK。
そうすると、次のわらを載せて、落ち葉等をまいて、水をまくという作業を繰り返すんです。。
水をまくと、収縮していくので、軽トラック3杯分の落ち葉でもまだ足りないくらいでし


落ち葉の上にジャンプ!仮面ライダーさながらも跳躍ですね。


できた温床をベッドにして寝転がっている人も・・・。
労働のあとなので至福です。


遠くには八ヶ岳が見えます。


おやつタイム。Sさんのお菓子。


こちらはスタッフ彩ちゃんお手製の豆入り寒天ゼリー


恒例の集合写真です。

また、遊びにきてくださいね。

(タイジュ(運営担当))