パーマカルチャーツアー訪問先紹介⑤ KURI(Katsu & Miho)

第2回:7/20(土)-21(日)

パーマカルチャー訪問先の自己紹介                               KURIの森に暮らす studioKURI(Katsu&Miho) ミュージシャン/アーティスト

( 耕作放棄地だった森を背にした傾斜地に【あるものを活かした】セルフビルドのスタジオ兼住居を建て早15年、四季の恵みは数知れず。 山からの湧き水が水源の暮らし、排水は敷地内に自然浸透。シンプルな暮らしが心地よい。人も森や動物や植物と同じ自然の一部であることを体感。     心地よい豊かな暮らしって実は身近なところにあって日々の小さな営みは宝物のようだ。音楽やものつくりをするインスピレーションも暮らしの中から生まれます。本来ものつくりや畑仕事や料理、家つくりに垣根はなくて五感を使ってトータルに生きることは皆同じ。こんなことを考えながら日々の暮らしを楽しんでます。)

KURIのホームページ http://www.studiokuri.com/jp/top_jp.html

KatsuのFB https://www.facebook.com/profile.php?id=100008471444945

MihoのFB https://www.facebook.com/miho.igi



パーマカルチャーツアー訪問先紹介④ 【結いまーる自然農園(三井和夫さん)】

第2回:7/20(土)-21(日)

結いまーる自然農園(三井 和夫さん)の紹介

田んぼへ引く水路。綺麗にクワで整えています。

結いまーる自然農園のホームページ↓
http://mitsui-farm.la.coocan.jp/

三井さんは、裏山の松を間伐して、その材料を使って3年がかり建てた丸太小屋に住んでいます。27歳のときに勤めていた会社を辞めて実家に戻り、1989年からはじめは近所のおじいちゃんに苗づくりを教わったり、化学肥料を混ぜた土や農薬、ビニールマルチを使って田畑を耕すところから始まっています。ただ農薬が合わず、すぐに有機農業へ移行し、平成2年には自然農実践者である川口由一さんに学び「結いまーる自然農園」をスタートさせました。畑を耕さない、肥料を極力持ち込まない、雑草や虫を敵としないを原則に野菜やお米を育てています。

「光と空気と水、その循環の中で作物が育っていきます。私たちは作物が育つ環境を整えるだけで、育てているのは大地です。自然の声に耳を傾け、自然に学びながら、持続可能な農業を展開しています。」(三井さん)

自然農野菜の宅配をされる他、定期的に開催する勉強会には自然農を志す多くの方が集まっています。

【八ヶ岳自然農の会】
http://www.geocities.jp/yatsu_na/

八ヶ岳南麓650~700mの地で、四季を巡る 田畑の実践の様子を通して、それぞれの地での自然農の実践がより深くなるように、また学び合いの場として交流できるようにと願って行っています。自然農 を実践したい方、されている方、関心のある方ならどなたでも参加できます。

お田植え報告1回目のこと

先日、6月1日(土)と6月9日(日)の2回ぴたらファームのお田植えイベントをやりました。

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第一回目、6月1日(土)のお田植えは晴れの日に恵まれて、気持ち良く田植えを楽しむことができました。

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晴れわたる青空。みなさん一心にお田植えにいそしんでくださいました。
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田んぼにはオタマジャクシ。いつの間にか現れて、田んぼをにぎわします。
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田植えのあとは、みんなで田んぼの生き物を観察したり。こどもも大人もいっしょになって、わいわいやりました。みなさん、各々の思いをもってイベントに参加されたことでしょうが、きっと秋の実りに通じていくと思います。

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とにかく、子供たちは元気!最後の最後まで活躍してくれました。これは、田植え後に米ぬかを撒いている様子です

田植えから1か月、稲たちはすくすくと大きく育っています。スタッフは時間をやりくりして、除草作業や畦の草刈りをしながら、稲の成長を見守る毎日です。

さて、9月28日(土)には稲刈りイベントを開催します!皆さんどうぞ稲の成長した姿を見る日を楽しみにしてください。

第一回パーマカルチャーツアースケジュール

第一回パーマカルチャーツアーでは初日の夜にもスペシャル企画が加わりました!虫草農園のあきひこさんが映像をまじえて、暮らしの紹介などお話をしていただけます。短い訪問では消化しきれない部分がきっとたくさんありますから、夜にたっぷり質問できますね。

1泊2日のツアーの詳細です。

10時半 ぴたらファーム集合 自己紹介 
     ぴたらファームのご案内

12時  昼ごはん                     

14時  虫草農園案内

17時  温泉 @尾白の湯

18時半 夕ごはん 

19時半 わたなべあきひこ さん スライドと暮らしの話 

22時  就寝

7時   朝ごはん

8時   ぴたらファームの畑案内

9時半  関・森口邸ご案内

11時半 昼ごはん                   
     たわわ邸ご案内

14時頃 解散                       

                   

 

パーマカルチャーツアー訪問先紹介③【森口直樹さん、関麻実子さん】

第1回:6/29(土)-30(日)

森口直樹さん、関麻実子さんの自己紹介

「4年前に「小屋」」から引っ越して、今は「掘立の家」で暮らしています。
ソーラーシステムは、改良しながら順調に稼働しています。
先日、「冷蔵庫」→「冷凍庫」に変わりました。
お風呂はまだないので、相変わらず温泉通いです。」

『白州発開拓日記』
http://www.pluto.dti.ne.jp/~rin/

5年前にお二人の暮らしが朝日新聞に掲載されました。その時の記事をそのままご紹介します。

「(脱主流派宣言:6)東電と原発さよなら 小屋建て自給8年」

電力会社と無縁の暮らしは、もうすぐ8年を超える。
 山梨県北杜(ほくと)市の森口直樹さん(46)と関麻実子さん(49)の朝は、まきストーブに火をおこすことから始まる。
七輪で野菜スープを温め、ラジオを聴きながら自家製ライ麦パンの朝食。窓から日の光が差し込み、約4メートル四方のこぢんまりとした小屋がゆっくり暖まっていく。

 2人は2000年に神奈川県相模原市から移住した。自分の家は自分で建てたい。住宅関連の職人をする直樹さんの夢だった。借家暮らしをへて雑木林に660坪の土地を購入し、03年に小屋を建てた。

 麻実子さんは「原発銀座」と呼ばれる福井県敦賀市で生まれ育った。地元にいるときは感じなかった原発への違和感は、大学時代のチェルノブイリ事故で生じた。故郷の立派な施設や道路は、住民が危険と隣り合わせに暮らすことで得られたものだったのか。
 「原発に頼らない暮らしができたらいいよね」。本やネットの情報を参考に、最低限の電力を供給する太陽光発電システムを組んだ。06年に借家を引き払い、以来、自給自足の電気で暮らす。
 昼――。小屋から10メートルほど離れた建築中の「母屋」で作業する。
 着工から8年。敷地内で伐採した樹木や解体された家屋の廃材を使い、建坪12坪を2人で少しずつ作り上げてきた。8割方できあがり、床板を張ったら今年中には生活の拠点をこちらに移す予定だ。もちろん、電気は引かない。
     *
 小屋での暮らしが5年を迎えようとするとき、東日本大震災が起きた。日本中が節電ブームに沸き返るなか、2人の暮らしぶりを学びたいという声が地元で上がった。
 「東電とさよならするためのステップ」。2人はそんな資料を作り、勉強会を開いた。
 《電気の使用量を極限まで削るのが肝心。なくてもすむ家電はドライヤー、テレビ、電子レンジ。炊飯器は鍋で代用できるし、電気ポットは魔法瓶で十分》
 実際、2人の周りにある電化製品といえば、照明とラジオにノートパソコン、携帯電話、脱水機能だけを使う二槽式洗濯機ぐらいだ。母屋の建設と畑仕事を中心に、まき割りやウコッケイの世話などで明け暮れる毎日。現金を得るため月に何日か、建築仕事などの手伝いに出るが、自分たちでできること、作れるものには極力、お金をかけない。
 しかし、勉強会をへて自家発電に踏み出した人はいなかった。麻実子さんはそれも仕方ないなと思う。「ここまでの生活はできないと思われたんでしょう。私たちも以前はそうだったから」
 神奈川県内のアパートで暮らしていたとき、身の回りは電化製品であふれていた。月5万円の生活費で田舎暮らしする人の雑誌記事にも、「私たちには無理」と思うだけだった。
 「私も給湯器とかじゃんじゃん使ってた。でも、なくても困らない程度の便利さだったって、今なら分かる。便利さに流されなければ、本当に必要なものって意外に少ない。でも、なかなか気づけない」
 夜――。オレンジ色の明かりが照らす小屋に、ラジオが都会の喧騒(けんそう)を運んでくる。ネオンもイルミネーションも、はるかに遠い。
 いま欲しいものが一つだけあって、録音機能のついたラジオなのだと、直樹さんが言った。夜中の番組を録音しておいて、昼間に聴くために。
 「でもまあ、すぐにはいらないかな」
 「だよね」
 2人で笑った。(松川敦志)